◎ | ひきつけには、いくつかの原因があり、考えられる病気もいろいろです。まずは、お母さんが落ち着いて、ひきつけの様子をよく観察することが大切です。 |
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【ひきつけをおこしたら】 |
● | ひきつけを起こしたら、衣服をゆるめ顔を横にして静かに寝かせる。 |
● | 長いひきつけは脳にとって大きな負担。ひきつけ止めの座薬をもらっている場合はそれを使って一刻もはやくけいれんを止める。 |
● | 体を揺すったり、大声で呼びかけたりするのはやめる。口に指やスプーンをいれない。 |
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【ひきつけを伴う病気】 |
| ◎ 症状 | ◎ 病名 | ◎ 処置方法 |
● | 熱が上がるときに、1~5分間ひきつけをおこして、おさまると眠る | 熱性けいれん | ひきつけが、おさまったら病院へ。 |
● | 大泣きしている最中に、急に息ができなくなって、ひきつけるが、1分以内ですぐにもどる。 | 憤怒けいれん (泣き入りけいれん) | 特に心配ない。頻繁におこすなら医師に相談。 |
● | 熱がなくてもひきつける。大きな発作は、体全体がけいれんする。 | てんかん | ひきつけがおさまったら病院へ。 |
● | 治ったかと思うと、また何回もひきつけを繰り返す。高熱で意識障害があり、嘔吐することもある。 | 髄膜炎 脳炎 熱性けいれんの重責脳症 | 嘔吐したら、横向きに。安静にして、病院へ。 |